チャチャチャ

 このところよく耳にする、日本チャチャチャ。
 バレーボールのワールドシリーズ。
女子に続いて男子の試合も、連日テレビで放映されている。会場全体が風船を鳴らし、会場のアナウンスに合わせて、声をからして、日本を応援している。




 その昔、サッカーの韓日戦を韓国で開催すると、スタジオが韓国の応援で一色になり、その応援は凄まじいと、日本のマスコミは騒ぎ立てた。その凄まじさが如何にも劣等感の裏返しで、異様だという捉え方がされていたように思う。それは侵略を受けた側が、侵略した国に対して、溜飲を下げられるからだと言わんばかりに。

 どの日本人に聞いても、韓日戦になると韓国は異常に燃えると言う。そう言いながら、冷静さを装って、日本もまた異常に燃えるのだ。併合国に、発展途上国に負けてなるものかとでも言いたげに。戦争の感情的しこりがいびつな形で現れてきているのかもしれない。同じように平常心をなくしてしまうのが、両国間の歴史だ。

 ところで昨今の日本の様子はどうだろう。
 バレーボール会場では、会場の館内アナウンスが、日本の応援の音頭取りをして、会場全体が声をうならせている。これを異常だと感じる日本の人は、一体どれくらいいるのだろうか。テレビでバレーの試合が放映されるたびに、日本の応援だけが目に飛び込んでくるのに。

 小泉首相が登場してから、日本社会の右傾化が急速に進んだ昨今。今や教育基本法も改正という名の元に、愛国心を義務化するなど、思想・宗教・信条の自由を保障する憲法とは相反する法案がまさに法となろうとしている。自民党は時の首相に異を唱えるものを離党させ、戻りたければ厳しい踏み絵を課す、不自由な反民主主義の党となった。もはや自分の信念は、首相の信念の時代だ。小泉さんは北朝鮮に行って、独裁の醍醐味を味わってしまったのか。その醍醐味のおこぼれに預った小泉親衛隊は、当然右に倣っている。阿部首相も、取巻く大臣たちも、みな同じだ。権力のおいしい罠に嵌ってしまったかのよう。

 いやはや恐ろしい世の中になってきた・・・ どんどん法によって縛られてゆく日本の一人ひとりの心は、いつか自分がこんなにがんじがらめになっていると気がつく日が来るのだろうか。その日が、不幸な出来事によって来ない事を祈るばかりだ。
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by himang_56 | 2006-11-28 22:29

喜ばしい声が聞こえる


by himang_56