暑さに思う

私が小学生のころ、30度を超えると、とても暑い日でした。
まだ町の中には舗装されていない地面がたくさんありました。家の戸は開け放って風通しを良くすれば、扇風機があれば涼しく過ごせました。どの家でも軒先にすだれをぶら下げていました。夕方に打ち水をすると、もっと過ごし易くなりました。軒下には風鈴の音が響いて、そんな風情のある時代でした。





私の子供が小学生のころ、35度を超えると猛暑日と普通に話す時代になっていました。
もう町には舗装していないところはなく、各家庭にクーラーが部屋ごとにある時代になっていました。アスファルトの照り返しと室外機の排気で、街中の空気が暑く、町全体が異常に暑く感じるようになっていました。

そして孫が幼稚園の年の今、夏に40度を超えることもあるような時代になっています。
毎年熱中症で死者が出る時代になりました。何年か前に電気の節約を謳い、室温は28度以上にと言っていたのに、今では熱中症にならないように、クーラーは28度以下に設定するようにテレビで何度も放送しています。

日本は温帯気候だったのに、もはや亜熱帯気候といってもいいような、そんな様子になってきています。
ゲリラ豪雨、台風、爆弾低気圧等など自然災害はより甚大になり、フロン等によるオゾン層の破壊、温室効果ガスの排出等などにより、地球温暖化は深刻になっています。

変化してきた時代を生きてきた私は、人間の”便利”の追求は果てしないと身を持って感じます。”不便”へと後戻りすることは考えられないし、考えたくもありません。だから、とてもジレンマを感じます。

セグウェイで人は自ら動かなくてもよくなる時代を迎えつつあります。体を動かさないでいると、人はどんどん退化してしまいます。以前に昭和の始めのころの映像だったか、小学生の鉄棒の授業風景の動画を見たことがありますが、そのころはほぼ全員鉄棒でぐるぐるに回っていました。今は、違いますよね。
AIの発達で、自ら考えなくても心配ない時代になってきています。パソコンの普及で、すでに私たちは書くことが下手になりました。漢字は読めても、それほど難しくなくても書けなくなっていますよね。ソロバンでパチパチしていたころの方が、計算機を使う今より、計算は早く、暗算ができ、確かだった。

私たちは時代が進歩するにつれ、昔、誰でも簡単に出来ていたことがだんだん出来なくなってきていることに、果たして気が付いているのでしょうか。
人はこの先どうなってしまうのでしょう。
本当に心配です。
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by himang_56 | 2018-07-16 21:32 | 雑感

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